テスラのミドルサイズSUVのモデルY、テスラ川崎で試乗しました。
グレードは前後2モーター、0-100 km/h加速 3.7秒のパフォーマンスモデル。
全長4,751×全幅1,921×全高1,624mm
ホイールベース:2,890mm
車両重量:2,000kg
乗車定員:5名
最高出力:フロント:158kW、リア:235kW
最大トルク:フロント:240Nm、リア:450Nm
駆動用バッテリー:リチウムイオン、容量不明
満充電走行距離:595km(WLTCモード)
駆動方式:AWD
最小回転半径:6.05m
価格:8,333,000円
内外装チェック
モデル3の車高を高くしたようなスタイリングのモデルY。
ミドルサイズとはいえ、全幅1,900mm超なので小さくないですね。
タイヤはピレリP-ZERO ELECT、フロント:255/35R21、リア:275/35R21。
正面のカメラは3眼。
テスラ専用充電器「ウォールコネクター」。
ポートの自動開閉等、スマートに充電できるのが良いですね。
インテリアデザインはミニマルでシンプル。
白と黒のコントラストが新鮮。
真っ白なシートは汚れが気になりそうですが、合皮なのでメンテはしやすそうです。
すべての操作は、この15インチのセンターモニターに集約されます。
普通のクルマと比較すると、何か物足りないような気もしますが、ここに集約されているのでわかりやすいとも言えます。
スマホに操作に慣れている方は、この方が違和感がないかもしれません。
モデル3同様、シンプルなステアリング。
サイズ、太さがちょうど良く、握りやすい。
コラム右側にあるシフトレバー。
慣れれば使いやすいと思います。
ドアを開ける際はドアハンドル上部のボタンを押します。
センターコンソールの収納は奥行、深さがあり、ご覧のとおり、除菌スプレーが収まるほど。
テスラはEV専用の構成を活かし、無駄なものをなくし、スペースを有効活用していますね。
前席から後席にかけて全面ガラスのルーフ。
モデル3とは違い、途中の仕切りもないので解放感バツグン。
後席の窓上にある照明とフック。
ミニマルでも上質なデザイン。
シンプルなペダル周り。
アクセルペダルは吊り下げ式。
車幅もあり、頭上スペースもあるため、後席は余裕の広さ。
後席フロアはフラットで広いため、使い勝手が良さそうです。
荷室容量は2列目シートが折りたたまれていない状態で854Lと大容量。
これにフロントトランクの117Lを加えるとなんと971Lにもなります。
さらにトランクボード下には大容量のポケットがあります。
この収納力は魅力ですね。
トランク左側にあるスイッチで2列目シートを倒すことが可能。
(ショールーム内にあったクルマはボタンを押されないように?養生されていました)
電動リアゲートのスイッチ。
いざ試乗へ
ラゾーナ川崎内の駐車スペースへ移動。
ずらりとテスラの車両が並んでいます。
全身真っ黒のモデルYが試乗車でした。
丸っこいボディですが、ブラックだと何とも言えない迫力があります。
まずは営業マンが駐車場から道路までクルマを出します。
その間、後席に乗っていましたが、室内が広く快適でした。
運転を交代し、試乗開始。
営業マン曰く、モデル3の加速を少しマイルドにしたとのことでしたが、そもそも街乗りの試乗ですので、走りの性能差なんてわかりません。
まあ、パフォーマンスモデルなので十分速いです。
渋滞の多い街中走行だったので、前車が少し進んだので詰めるみたいなシチュエーションが多かったのですが、その際、ほんの僅かなアクセルワークにもしっかり反応し、極端に言うとミリ単位で進むことが可能とさえ思えました。
超絶の加速性能と超低速のタッチが同居できる制御に驚きました。
それは回生ブレーキも同様で、慣れればワンペダルで自然なコントロールができます。
EVで気持ち良く走るためには、こういう部分も重要な要素だと思います。
セダンのモデル3に比べ、モデルYはSUVですので、購入するターゲット層が広くなると思われます。
見た目はSUVっぽくないですが、収納力も十二分にあり、走行性能も高性能スポーツカー並みで、オールラウンダーなクルマだと思います。
私はテスラの中ではモデルYが一番魅力的に感じました。
EVも徐々に市民権を得つつある中、公共の充電器を使う際の渋滞問題も出始めています。
その点、独自充電網を持っていることはテスラの強みでしょう。
静岡も充電の中継ポイントとして、スーパーチャージャーを設置するようですので、今後、EVが増加していくにつれ、専用の充電網を一早く構築したテスラの先見性が強みを発揮しそうです。
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